統一戦線義勇軍
統一戦線義勇軍 議長 針谷大輔のブログ

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安倍総理が、集団的自衛権を急ぐ理由。その1

まわりから「動く気になったのはいいですが、まずは無理して動かなくても、普段話している話しなどを文字にしたらみんな嬉しいと思いますよ」とかなんとかアドバイスを受けたので、私が嫌いとする「文章を書く」という行為から、エンジンを掛けて行こうと思います。


さてさて、書き出すと長くなり過ぎそうなので、結論から述べてしまいますが、
安倍総理が集団的自衛権を急ぐ訳を私の分析から導き出した答えを書くと、米国との約束(密約)が有るからとなります。
先月、オバマ大統領来日の際の日米共同宣言において、オバマははっきりと「尖閣諸島も日米安保の範囲に有る」と述べた訳ですが、この発言を実際オバマ大統領がするのを見た時『外交三流の日本政府が、外交一流の米国政府からこの発言を引き出すのに、果たして何をバーターにしたんだ』と思いました。
最初は『TPPの即時合意』かと思ったのですが、その後の展開を見る限り、どうやらそれは違っていました。
『さもなきゃ、軍事的な何かか』と考えていた所、本日安倍総理が答えをくれた次第です。

「年内に、日米ガイドラインの改訂を行う」と、

あのオバマの発言を引き出す為に、安倍政権が出した対案は、米軍と軍事行動を共にする。アジアでは日本が血を流す。という事だったようです。

推測するに、実務者協議や2+2閣僚会合辺りで、日本側が「尖閣安保の確約」を要求として出し、米側がそれに応える条件として、年内に米軍のサポートが出来る体制を約束しろ。と恫喝して来たのではないでしょうか?

すべて私の推測でしかないですが、中々いい線をいっているように思っています。

米国のやり方や日本と米国の外交史を紐解く限り、安倍政権の急ぎようを理解するには、上記のごとき密約が存在すると考えるのか自然と思うのですが、如何でしょう?


さて、ここからは推論に至る説明です。


私の立場を先に述べて置きますが、私は国際社会において認められている集団的自衛権自体を交戦権同様、否定する立場ではありません。

いつも生意気にも国防を語っている私としては、独立国としての国防の概念も無く、日本を守るという考えが根本からねじ曲がっている現状において、集団的自衛権を尤ものように語る事が滑稽で仕方有りません。
論議する論点の次元が、我が国の基本となる安全保障から乖離し過ぎているのではないだろうか!?と思ってしまう次第です。


以前から言っているように、現在の米国の戦略上に於いては、アジアで血を流すのは米軍で無く日本と考えられているように思います。

米軍再編により、キャンプ座間(座間基地)に米陸軍第一軍団司令部の移設が決定し(途中変更され前方司令部のみの移転となっているが)そこに自衛隊の中央即応集団が同時に移転する事が決まった時点から、現在の状況へと繋がっています。

米側から見た時、これらをクリアーにさせる為には、日本に憲法を改正させて集団的自衛権が行使出来る状況を作らせなければならない。となるのではないでしょうか?

→続く


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時事的な事 : comments (1) : -

Comments

講和条約以来、60年間、「アメリカ植民地・米領日本」体制を誤魔化し続けて独立主権国家日本国、とやっているのが「戦後日本」の実態です。

だから、言っていることとやっていることがまるで違っている、というのが戦後日本の実態。

従って、「集団的自衛権」というのは、要するに「アメリカの傭兵軍」になって、自衛隊が「アメリカの戦争」に参戦する、ということに他ならないわけで、「日本の国防」などでは全くありません。

つまりは、自衛隊をベトナム戦争に参戦した韓国軍のようにする、ということなわけです。

その先遣部隊になるのが防衛省直属の(常にアメリカ海兵隊と合同訓練をやっている)「中央即応集団」というわけで、「アメリカのために!」尖閣で中共人民解放軍と戦争をさせられるか、アフガニスタンに派兵させられるか、さらには、場合によってはウクライナに派兵させられる、ということすらも考えられるわけです。

アメリカは、日本をNATOに加盟させて、世界中で「アメリカの戦争」に参戦させる、という目論みも持っているようですからね。

この体制固めのために、アメリカの命令で「特定秘密保護法」とやらを成立させたわけです。

これを、何もわかっていないアホウな「保守」や「ネトウヨ」連中が、舞い上がって熱狂的に支持している、という馬鹿な構図なわけで。

本来の「独立主権国家・日本国」であれば、「集団的自衛権=集団安全保障」体制とは、ASEAN諸国やインドなどの「アジア諸国との集団安全保障体制」、であるのが当たり前なのですが、いまだにアメリカの子分であり続けたい「日本の売国国家権力」にとっては、そんなことなど露ほども考えてはいません。

その一方で、「九条平和ボケ」勢力は、相も変わらず「戦争反対、平和」念仏さえ唱えていれば「平和が来る」と妄想しているだけで、こんなものは国際政治の非情な力学の前では、何の力にもなりません。

そもそもが、大多数の日本国民に、いまだに「戦後日本」なるものの実態が「アメリカ植民地・米領日本」である、という自覚が全くないのですから、オハナシにもならないのですが。
松本英志...2014/06/10 00:59

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