統一戦線義勇軍

 

―北海道洞爺湖サミットに対する抗議声明(二)―

現在、北海道に於いて北海道洞爺湖サミットが開催されているが、以下三点の問題が未解決のまま同サミットは遂行されている。我々は真の世界平和の構築の為に、以下の三点について抗議するものである。

一~核兵器保有国であるアメリカ、イギリス、フランス、ロシアが、自らは核兵器を保有したままで、核兵器廃絶を訴えている事の暴挙、矛盾。この様な事が許されて言い訳が無い!核非保有国である我が国政府は、この点に関してしっかりと指摘しなければならないであろう。

二~我が国固有の領土である北方領土(全千島列島並びに南樺太)を不法占拠したままの、ロシア連邦共和国の首脳が、事もあろうに、その地北海道におけるサミットに参加している。独立国家であるならば、この点に関して厳重なる抗議と返還要求をせよ!

三~世界的な食糧危機の状況にある中で、アメリカは自国で取れる穀物類を拝金主義の名の下に、バイオエタノールの原料として活用している。そもそも、今回の食糧危機の根本原因の一つには、原油の高騰があげられるが、これに関して世界の平和と貧しい国の食糧危機を救うためには、米国産石油の開放をすれば事は足りるであろう。我が国政府はこの点をしっかりと指摘して、真のエネルギー、食糧危機の解決に努める必要がある。貧しい国の代弁者として、我が国の存在意義を求めることこそ、平和愛好国家日本の使命といえるであろう。

以上三点は、誠に由々しき事態であり、これらの問題を解決する事無くサミットが遂行されるのであれば、それは荒唐無稽も甚だしいと言わざるを得ない。

ついては、これら三点について、我が国政府が断固として然るべき措置を取る事を、ここに要求するものである。

平成二十年 七月五日
統一戦線義勇軍中央委員会